哲学の講義の時に手形割引の話になった

哲学の講義の際に何故か手形割引の話を教授がし始めた。
サルトルは「実存は本質に先立つ」と言っていたが、
哲学の進化と共に実存主義から構造主義が台頭するに至り、
実存自体を「記号」という概念で読み解こうという流れになったいうのだ。
そこに手形割引の話が出てきたわけだ。

手形というものの本質は、いつに、いくらの現金に交換可能ですよ
という約束の証書なのだが、それは手形のもつ本質なのだろうかというのだ。
手形という記号には、期日に記載通りの金額を現金と交換可能という意味があるが、
ある人にとっては、今日にでもしかるべきところに持ち込めば
割引の手数料を取られるが現金に代えられるという意味も持っているというのだ。
手形の実存性は人によって違うというのである。

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